講演会のお知らせ
世界各地で巡回展が行われている、子どもたちの豊かな創造性を社会に発信するレッジョ・チルドレンの展覧会「もざいく-描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り-」。
日本初公開となる今回の展示では、2022年12月の東京開催を皮切りに、3月以降、加賀、神戸、大阪、金沢、青森と全国5箇所を巡回。
今回、展覧会の日本での会期末にあわせて、レッジョ・チルドレンからMarina Castagnetti氏が来日され、大阪で関連プログラムを開催します。
展覧会「もざいくー描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語りー」の監修をおこなったレッジョ・チルドレンの Educator(元、ディアーナ幼児学校教師、ドキュメンテーションセンター長、現在国際広報・研修担当)Marina Castagnetti氏を講師にお迎えし、MOSAIC展が世界を巡回する意味を日本国内での実践事例なども交えながら語り合う場にしたいと考えています。
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講師紹介:Marina Castagnetti
マリーナ・カスタネッティ: ミラノ出身。1982年から1999年まで、3歳から6歳の子どもを対象とするレッジョ・エミリア市 立幼稚園”Diana”で教員として勤務。
ローリス・マラグッツィやヴェア・ヴェッキと共に、“Diana”校の歴史に残る活動を主導し、“子ど もたちの100の言葉”展における数々のプロジェクトに携わる。2000年から2016年まで、レッ ジョ・エミリア市立幼児教育施設の、教育記録・研究センターの文献管理や活動のコーディネー ターを務める。現在は、レッジョ・エミリアのローリス・マラグッツィ・インターナショナルセン ターに本部を置くレッジョ・チルドレンの国際部門で、育成コースやコンサルティング活動の運営 に携わる。
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講師:Marina Castagnetti(Reggio Children)
通訳:藤田寿伸(東京成徳大学)
進行:森眞理(神戸親和大学)
和泉誠(こどもなーと)
実践事例発表:
木の実幼稚園(大阪府松原市)
幼保連携型認定こども園 昭代保育園(福岡県柳川市)
なら歴史芸術文化村(奈良県天理市)
日時:2023年5月28日(日)14:00〜16:30(13:30から受付開始)
場所:茨木市クリエイトセンター(市民総合センター) 多目的ホール
主催:一般社団法人ORIECC、JIREA(Japan Institute for Reggio Emilia Alliance)、神戸親和大学
問い合わせ:一般社団法人ORIECC 事務局(info@oriecc.com)
【展覧会概要】
1991 年にアメリカ版ニューズウィーク誌に世界で最も先進的な乳幼児教育として取り上げられたことを発端に、教育界で高く評価され、近年さらに注目をあつめている北イタリア発祥のレッジョ・エミリア・アプローチ。子どもたちの創造性を引き出すアプローチと、常にコミュニティの参加から教育がアップデートされていく点に大きな特徴を持っています。
MOSAIC OF MARKS WORDS MATERIAL(日本における展覧会名「もざいく-描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り-」)は、子どもたちの作品と、その作品が生み出されるまでのドローイングプロセスを集めた展覧会です。
子どものドローイングと語りが織り成す詩的な表出物(子どもたちの100の言葉)をよりよく理解し、子どもたちが生み出す認知と表現の豊かさを届けることを目的としています。ドローイングと言葉(言語)はそれぞれ独立した表現でありながら、子どもたちにとっては常に隣り合わせに存在し、知的で、詩的なモザイクを織りなしている、という考え方から、「もざいく」というネーミングが生まれました。2015年、レッジョ・エミリア市で初めて開催。その後、現在に至るまでに、同取り組みに賛同した世界6つの国(8つの都市)でそれぞれの解釈が加えられ、豊かに展開されてきています。
本展覧会は、レッジョ・チルドレンの様々な展示の中でも具体的な実践事例が豊富であること、また、ドローイングという0歳から参加できる原初的な表現がテーマであることから、わたしたちがレッジョ・エミリア・アプローチを理解し、紐解いていく手がかりとなる内容になっています。
お申し込みはこちらから。
先着100名
http://ptix.at/0J4eZt